2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた全日本空輸(ANA/NH)の特別塗装機「HELLO 2020 JET」(ボーイング777-200ER型機、登録番号JA741A)が、1月29日に国内線に就航する。塗装作業は伊丹空港で行われ、27日に羽田へフェリーされた。
HELLO 2020 JETのデザインは、2016年10月7日から11月30日まで募集。一般公募786作品の中から、神戸市在住の高校1年生、松本朝陽さん(16、応募当時中学3年生)の作品が選ばれた。
28日に羽田で機体をお披露目した際には、松本さんも招待された。日本らしさを強調し、ゴルフや野球、テニスなど各種目のシルエットをはじめ、富士山やサクラ、東京タワーなど、日本の代表的な自然や建物が機体全体に描かれた。
将来はデザイナーか整備士になりたいという松本さんは、「色鉛筆とペンで描いた通りでうれしかった。黄色が好きなので、黄色い部分が気に入った。携わってくださったみなさんに感謝したい」と、緊張した面持ちであいさつした。
休日は友人と関西空港や伊丹空港へ、飛行機の写真を撮りに行っているという松本さんは、ポスターカラーで描いた羽田や伊丹、関空など6空港を背景にしたHELLO 2020 JETのイラストも披露した。
HELLO 2020 JETの塗装作業は、伊丹にあるANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンの格納庫で実施。全日空整備を前身とする同社は、これまでに映画『スター・ウォーズ』に登場する人気キャラクター「C-3PO」を描いた「C-3PO ANA JET」(777-200ER、JA743A)など、ANAのさまざまな特別塗装機を手掛けている。
塗装を終えたHELLO 2020 JETは、お披露目前日の27日午後2時57分に伊丹を出発し、羽田には午後4時10分に到着。初便のNH243便は、羽田を29日午前8時20分に出発し、福岡着は午前10時20分を予定している。
シートには、オリンピックとパラリンピックのエンブレムを描いた専用ヘッドレストカバーを装着。客室乗務員は、エンブレムをデザインしたエプロンを着用して機内サービスする。
本写真特集では、伊丹の格納庫を出て羽田へ向かう27日の様子と、28日に公開された機内を取り上げる。
*写真は60枚(外観→フェリーフライト→機内の順)。
*初便の記事はこちら。
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