日本航空(JAL、9201)は1月8日、ボストンのローガン空港に到着したボーイング787型機(登録番号JA829J)の補助動力装置(APU)用バッテリーから出火したと発表した。乗客乗員183人にけがはなかった。
JALによると、現地時間7日午前10時半(日本時間8日午前0時半)ごろ、成田発ボストン行きJL008便(乗客172人、乗員11人の183人)の乗客乗員が降機後、整備士が客室後方部で発煙を確認。機体後方の電気室内にあるAPU用バッテリーから出火し、煙が発生した。鎮火は同午前11時20分ごろ消防隊により確認された。ロイター通信は消防当局者の話として、バッテリーが爆発したと報じている。
原因は米国家運輸安全委員会(NTSB)が調査を進めている。この影響で、折り返しのJL007便の欠航が決定。他の便については機材繰りを調整しているという。
現在JALは7機の787を保有しており、残り6機の点検を進めている。当該機は昨年12月21日(日本時間)に受領した7機目で、もっとも新しい機体。
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日本航空
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