2017年は全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787型機にとって、大きな節目となる1年だった。787-8の初号機(登録番号JA801A)と2号機(JA802A)が、2011年の就航以来まとってきた特別塗装から、ほかの機体と同じ通常塗装に塗り直された。
白いボディーに濃紺のアクセントが入ることから、航空ファンからは“鯖”(サバ)塗装とも呼ばれて親しまれてきた。両機とも再塗装を終え、就航時のデザインは見られなくなった。
そして、JA801Aは通常塗装で復帰後の4月から5月にかけて、2014年以来2回目となるCチェック(重整備)を実施。世界で初めて就航した787であるJA801Aは、同型機の中でもっとも長期間飛んでいることから、ボーイングの担当者も来日して作業が進められた。
Cチェックは、1年半から2年ごとに行われる整備で、自動車の車検に例えられる。機体の配管や配線、エンジンなどの内部構造点検など、整備箇所は機内外の多岐にわたる。今回は水平尾翼の開口部分の改修など、機体の完成度を高める整備が行われた。
作業中の機内に入ると、カーペットがはがされ、シートやラバトリー(化粧室)などがところどころ外されていた。
本写真特集では、JA801Aにとって2回目のCチェックの様子を取り上げる。
*写真は56枚(Cチェック中の機内外→作業完了直前の様子の順)。
*JA801Aの仕様などはこちら。
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