エアバスは現地時間11月29日、A330neoファミリー2機種のうち、A330-800の最終組立を開始したと発表した。初飛行は2018年半ばを計画している。
A330neoは、現行のA330-200と同サイズのA330-800(標準座席数3クラス257席、最大406席)と、A330-300とサイズが同じA330-900(3クラス287席、最大440席)の2機種で構成。ともにA350 XWBの主翼技術を取り入れ、新エンジンと空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を改善する。
航続距離も延び、A330-200の7250海里(1万3450キロ)、A330-300の6350海里(1万1750キロ)に対し、A330-800は7500海里(1万3900キロ)、A330-900は6550海里(1万2130キロ)飛行できる。A330-800と-900は、99%の共通性を持つという。
ロールス・ロイス社製新型エンジン、トレント7000を採用。フロントファンは直径112インチ(約2.8メートル)と従来より大型化し、ゆっくり回転させる。バイパス比は旧世代のターボファンエンジンの5:1から10;1に改めることで、低燃費と低騒音を実現した。
すでにA330-900は、10月29日に飛行試験初号機(MSN1795、登録番号F-WTTN)が初飛行に成功している。
10月末現在、A330-800はハワイアン航空(HAL/HA)から6機受注。A330-900は206機受注している。
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