エミレーツ航空(UAE/EK)は、ボーイング777-300ER型機の座席を刷新し、12月から就航させる。ファーストクラスは個室タイプに変更し、ドイツの高級車「メルセデス・ベンツ」Sクラスから着想を得たデザインに仕上げた。ファーストのほか、ビジネスとエコノミーも新シートにリニューアルする。
改修後の座席数は3クラス354席で、ファースト6席、ビジネス42席、エコノミー306席。改修前の代表的な3クラス仕様機は354席または360席で、ファースト8席とビジネス42席は共通で、エコノミーは304席または310席となっている。
ファーストは横3席の1-1-1配列で、1席40平方フィート(約3.71平方メートル)。個室には床から天井までドアを設えることで、個室空間を実現した。シートの長さは84インチ(213.36センチ)、幅は30インチ。各個室で個別に室温を設定できる。個人用モニターは32インチ。
ビジネスは横7席の2-3-2配列で、シートピッチは72インチ、幅は20.5インチ。78インチのフルフラットベッドになる。個人用モニターは23インチ。
エコノミーは横10席の3-4-3配列で、シートピッチは33インチ、幅は17.05インチ。13.3インチの個人用モニターを装備する。
新シートに改修した777-300ERは現地時間12月1日から、ドバイ発着のジュネーブとブリュッセルの各線に投入する。
ファーストクラス
ビジネスクラス
エコノミークラス
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