ボジョレー・ヌーヴォーが解禁となった11月16日午前0時、日本航空(JAL/JL、9201)は、羽田空港の国際線ファーストクラスラウンジで出発を待つ乗客に、特製パンとともに提供した。また、羽田を午前1時32分に出発したホーチミン行きJL79便の乗客にも、114番搭乗口前でボジョレー・ヌーボーが振る舞われた。搭乗口前での提供は2015年から始まり、3回目となった。
提供したボジョレー・ヌーボーは、ピエール・フェロー社の日本限定品「ティエリー・マルクス スペシャルエディション」。1882年創業の名門で、大量生産せず各工程に時間をかけるなど評価が高く、世界40カ国以上で親しまれているという。16日は通常のボジョレー・ヌーボーよりも産地を限定した「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー」を振る舞った
同じボジョレー・ヌーボーを、国際線ファーストクラスとビジネスクラス、国内主要空港ラウンジでも提供。対象路線は、日本とシカゴ、ダラス、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、バンクーバー、サンフランシスコ、ホノルル、コナ、シドニー、メルボルン、ロンドン、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、マニラ、ハノイ、ホーチミンシティ、バンコク、香港を結ぶ各路線。往復で提供する。
ラウンジでは、羽田(国際線/国内線)と成田(国際線)、関西(国際線/国内線)、伊丹、中部(国際線)、福岡(国内線)、新千歳(国内線)の7空港で提供。羽田発の国際線搭乗口でも提供し、ホーチミン行きJL79便のほか、午前2時45分に出発したロンドン行きJL41便の2便で振る舞った。
幼なじみたちとホーチミンへ旅行に向かうという都内の男性は、例年コンビニエンスストアでボジョレー・ヌーボーを買って家族と楽しんでいるという。「妻から今年は飲めないわねと言われていたのですが、まさか空港で飲めるとは」と喜んでいた。
また、ボジョレー・ヌーボーの提供に合わせ、高級パンを手がけるメゾンカイザーによるオリジナルパン「PAIN AU BEAUJOLAIS (パン・オ・ボージョレー)」を提供。通常は水を使用するパンの製造工程を、ワインに替えて製造する。
羽田と成田を出発する国際線ビジネスクラスで、洋食コースのパンのひとつとして提供する。対象路線はボジョレー・ヌーボー提供路線と同路線。成田と羽田の国際線ファーストクラスラウンジ、羽田の国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジでも提供する。
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日本航空
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