エアライン — 2017年11月8日 16:27 JST

ガルーダ・インドネシア航空、路線の再編継続 新社長就任以降も、羽田-バリ島など

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 今年4月から新体制に移行したガルーダ・インドネシア航空(GIA/GA)は、路線再編を継続している。日本路線も対象で、運休や就航を予定していた路線の再開について、めどが立っていない。

マンスリ社長就任後も再編を継続するガルーダ・インドネシア航空=16年10月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ガルーダの日本路線は4路線で、ジャカルタからは羽田と関西に、デンパサール(バリ島)からは成田と関西に乗り入れている。ジャカルタ-関西線は週3往復で、そのほかの3路線は1日1往復運航する。

 2014年12月まで同社を率いていたエミルシャ・サタル元社長は、路線拡大を推し進めていた。同年12月に就任したアリフ・ウィボウォ社長兼CEO(最高経営責任者、当時)は、再編により路線を縮小。今年4月のパハラ・ヌグラハ・マンスリ社長兼CEOの就任以降も、この方針を継続している。

 同社は供給過剰だった東京(羽田、成田)路線の一部を、2015年1月から運休。デンパサール-羽田とジャカルタ-成田の2路線で、運航再開は「引き続き検討する」(同社)としながらも、めどは立っていないという。2015年3月に開設予定だったジャカルタ-中部(セントレア)線も就航延期のままで、「あらゆる可能性を検討する。コストカットや再編などを進めながら、サービスの向上を目指す」としている。

 ガルーダ・インドネシア航空は今年5月1日から、ジャカルタのスカルノ・ハッタ空港の使用ターミナルを変更。これまで国内線で使用しているターミナル3(T3)に、国際線も乗り入れている。また、大韓航空(KAL/KE)や台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)など、ガルーダが加盟する航空連合・スカイチーム各社も乗り入れ、同一のアライアンス間での乗り継ぎ利便性の向上を図っている。

 日本とインドネシアの両国は1958年に国交樹立。2018年は60周年を迎え、路線再開など、交流促進が期待される。

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