スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は11月7日、国内最大級の顧客満足度調査「2017年度版JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」のうち、国内航空業種で9年連続で1位となったと発表した。新幹線も含む「国内長距離交通」では8年連続での1位獲得となった。
同調査は、非営利法人のシンクタンク・日本生産性本部サービス産業生産性協議会が実施。顧客満足度のほか、顧客期待(利用時の期待・予想)、知覚品質(利用した際の品質評価)、知覚価値(価格への納得感)、ロイヤルティ(継続的な利用意向)、推奨意向(他者への推奨)の6項目を設定し、各項目を7-10点満点の複数設問で調査する。すべてが満点の場合を100点、すべて1点の場合は0点として、業界や企業を多面的に評価する。
スターフライヤーの顧客満足度は、100点満点中77.6点で1位。国内長距離交通全体での1位は8年連続で、このうち国内航空会社では2009年実施の第1回調査から9年連続1位となった。
このほか、国内長距離交通部門の推奨意向(71.4点)とロイヤルティ(71.6点)でも1位を獲得した。知覚価値は75.0点で、スカイマーク(SKY/BC)と同点1位だった。
国内航空の顧客満足部門2位はスカイマークで76.2点、3位はソラシドエア(SNJ/6J)で75.7点、4位はエア・ドゥ(ADO/HD)の74.6点だった。
新幹線は九州旅客鉄道(JR九州、9142)が運営する九州新幹線が74.8点で1位、東海旅客鉄道(JR東海、9022)の東海道新幹線が74.5点で2位、東日本旅客鉄道(JR東日本、9020)の東北新幹線が74.2点で3位、西日本旅客鉄道(JR西日本、9021)とJR東日本の北陸新幹線が73.9点で4位だった。
国内航空会社で調査対象となったのは、4社のほかは、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)。国内長距離交通全体では15企業・ブランドを対象に調査した。
調査期間は8月16日から9月15日までで、インターネット・モニターを用いた調査。回答依頼は1人1企業・ブランドで、総回答者数2万815人が回答した。
一方、国際航空部門の顧客満足は、JALが顧客満足と顧客期待、知覚品質、ロイヤルティの4部門で1位となった(関連記事)。
関連リンク
スターフライヤー
サービス産業生産性協議会
・JAL、顧客満足部門で2年ぶり1位 JCSI国際航空部門、継続利用は5年連続(17年11月7日)
・スターフライヤー、8年連続で顧客満足度No.1 JCSI調査(16年11月8日)