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米Airbnb（エアビーアンドビー）の日本法人Airbnb Japanと全日本空輸（ANA/NH）、ピーチ・アビエーション（APJ/MM）は11月6日、マーケティングに関する業務提携を結んだ。Airbnbが日本の航空会社と提携するのは初めて。国内の宿泊先と航空券を一括予約できる特設サイトを立ち上げた。
提携を発表した（左から）ANAの志岐副社長、Airbnb Japanの田邉代表取締役（中央）、ピーチの井上CEO＝17年11月6日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
Airbnbは民泊仲介の世界最大手で、2008年創業。空き部屋を持つ人が宿泊先として旅行者に部屋を提供するサービスで、世界191カ国6万5000以上の都市で展開している。Airbnb Japanの田邉泰之代表取締役によると、物件数は400万件で、このうち国内物件は5万8000件だという。
「同じ原宿でも別の人に案内してもらうと、全然違う原宿が見えてくる」（田邉氏）と、宿泊先を提供する人が異なることで、同じ街を訪れても違う体験を得られるメリットを示した。
Airbnbによると、国内で人気がもっとも高い都市は東京で、大阪と京都、福岡、奈良、札幌と続いていくという。
3社の提携期間は、6日から1年間。ANAとピーチはそれぞれAirbnbとの特設サイトを開設し、国内の宿泊先と航空券を一括予約できるようにした。Airbnbの新規宿泊予約で使える1人3000円のクーポンを提供するほか、ANAでは同サイト経由でAirbnbを予約して宿泊すると、宿泊代金に応じて最大200マイルがたまるようにした。
ANAの志岐隆史副社長は、日本での旅行業態について「たくさんの法律で縛られているが、外地から来る人は向こうの法律で来ている。Airbnbは日本の旅行を変えている」と、新しいアプローチに期待感を示した。
ピーチの井上慎一CEOは、「ピーチの利用者はほとんどが個人旅行。新しい旅行を提案したい」と語った。
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