エアバスは現地時間10月25日、中国・天津の最終組立工場で製造したA320neoの引き渡しを開始したと発表した。初号機(登録番号9M-AGK)はエアアジア(AXM/AK)に引き渡した。
エアアジアのA320neoは1クラス186席を設定。CFMインターナショナル製新型エンジン「LEAP-1A」を搭載する。
同工場は2008年、エアバスと天津港保税区(TJFTZ)、中国航空工業集団公司(AVIC)とのJV(共同事業)で発足。仏トゥールーズ、独ハンブルクに続く3カ所目の拠点で、欧州以外では初めての施設となっている。現在は米アラバマ州モビールでも最終組立工場を稼働し、A320ファミリーを製造している。
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