エアライン — 2017年10月20日 22:20 JST

ルフトハンザ、CAが歴代制服着用 ファッションウィーク開催記念

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 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は10月20日、同社の客室乗務員らが来日し、歴代の制服を着用するイベントを都内で開催した。ファッションの祭典「ファッション・ウィーク東京」の開催を記念したもので、引退した同社初の日本人客室乗務員も参加した。

歴代の制服を着用するルフトハンザの客室乗務員ら=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 着用したのは、設立した1926年からの制服など9種類。設立から1938年までは男性の客室乗務員のみで運航し、グレーのジャケットと白いシャツを着用していた。その後、女性の客室乗務員が登場。ダークブルーやターコイズブルー、イエローなどのカラフルな制服を着用するようになった。

 現在の制服は2001年から導入し、女性は白いブラウスと黄色いアクセサリーを身に着け、男性は白いシャツと青いタイを着用する。男女ともにダークブルーのスーツをまとう。

 日本路線は1961年1月23日、フランクフルト-羽田線をローマやカイロ、カラチ、カルカッタ(現コルカタ)など7カ所を経由し開設。ボーイング707型機で運航した。同年には日本人客室乗務員の採用を開始した。

「着物着っぱなしで辛かった」と当時を振り返る矢飼さん(右)=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 イベントには、1961年4月21日から1993年6月30日まで同社の客室乗務員を務めた矢飼順子さんも参加。矢飼さんは日本路線を担当していた。

 矢飼さんは当初2年間は着物で乗務していたという。「家から寄港地まで着物。長時間着っぱなしで辛かった」と当時を振り返り、「香港やバンコク、カラチなどの寄港地は暑くて大変だった」と苦労を語った。

 現在、同社には200人以上の日本人客室乗務員が在籍。日本路線には4人から5人が乗務しているという。

 ファッション・ウィークとは、パリとミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京の世界5都市で開催されるファッションの祭典で、東京では日本ファッション・ウィーク推進機構が主催し、毎年3月と10月に開催されている。

 今回は10月16日から22日まで、東京・渋谷の渋谷ヒカリエと表参道ヒルズで開催されている。

1926年から1938年までの制服を着用するルフトハンザの客室乗務員=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

1955年からの制服を着用するルフトハンザの客室乗務員=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

1958年からの制服を着用するルフトハンザの客室乗務員=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

1961年からの制服を着用するルフトハンザの客室乗務員=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

1965年からの制服を着用するルフトハンザの客室乗務員=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

1970年からの制服を着用するルフトハンザの客室乗務員=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

2001年からの現行制服を着用するルフトハンザの客室乗務員ら=17年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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