エアライン, 企業 — 2017年10月5日 20:30 JST

スカイマーク、下町ボブスレージェットお披露目　地元・大田区の中小企業応援

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　スカイマーク（SKY/BC）は10月5日、特別デカール機「下町ボブスレージェット」（ボーイング737-800型機、登録番号JA73NT）を羽田空港の格納庫で公開した。6日から2018年12月ごろまでの運航を予定している。

下町ボブスレージェットを疲披露するスカイマークの市江社長（左から2人目）ら＝17年10月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　同機は、羽田空港の地元・大田区の下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会（細貝淳一GM、國廣愛彦委員長）とのコラボレーション企画。同区には3000以上の工場があり、高い技術力が日本の製造業を支えている。スカイマークの市江正彦社長によると、同社が本社を大田区に構えていることから、地域貢献の一環としてデカール機の運航を通じたプロジェクトの支援が決まったという。

　下町ボブスレーは、大田区の中小製造業が共同でボブスレー競技のソリを開発・製作するプロジェクトとして、2011年末にスタート。2016年1月にソリの採用を決めたジャマイカのボブスレーチームと共に、2018年2月の韓国・平昌オリンピック出場を目指している。

　デカール機のデザインコンセプトは、和のテイストを基調に大田区の区の花「ウメ」をあしらった。流れるデザインでボブスレーの疾走感を表現し、機体上部には「東京大田区から世界へ」「羽田空港から全国へ」とスローガンを掲げた。

　デカールは機体後方の左右のほか、機体前方にスポンサーロゴを貼り、機体前方左ドア付近にジャマイカ国旗やスカイマークのロゴなどを描いた。機内のシートには、オリジナルデザインのヘッドレストカバーを使用する。

　機体がお披露目された格納庫には、下町ボブスレーの新型機「新9号機」も並べられた。基幹部品を軽量化したソリで、5日に羽田から平昌に向けて出荷され、22日から28日まで開かれる選手の国際トレーニングイベントに備える。

　デカール機は、6日の羽田午前7時55分発の鹿児島行きBC301便が初便となる予定。その後は路線を固定せず、スカイマークが運航する全路線が投入対象となる。