日本航空(JAL/JL、9201)は10月1日、新卒アスリート社員2人の内定式を開いた。三段跳びの山本凌雅選手(順天堂大)と短距離走の土井杏南選手(大東文化大)が内定し、入社は2018年4月を予定している。
山本選手は2016-2017年日本選手権2連覇や世界陸上ロンドン大会出場、台北で今年開かれた第29回ユニバーシアード競技大会3位などの実績を持ち、土井選手は2012年ロンドン五輪出場(4x100mリレー)、第28回ユニバーシアード競技大会100mで7位、第21回アジア陸上競技選手権大会200mで8位、4x100mリレーで2位といった実績がある。
JALには嘱託社員の形で入社し、競技の状況に応じて週1日から2日程度出社する見通し。社員が一丸となって応援できる選手として活躍してもらうほか、両選手が競技生活から引退した際、業務企画職に転向できる選択肢を含めた。
JALによると、両選手には競技活動のほか、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向け、大会を盛り上げる企画づくりなどにも携わってもらうという。
山本選手は、「跳躍選手なので、飛行機とイメージが結びつくかなと思っています。JALを背負ってスポーツができるのは光栄です」と笑顔を見せた。土井選手は「JALの飛行機が私が挑戦する際にそばにいたので、社員としての走り、行動をして、しっかり飛躍できるようがんばります」と抱負を語った。
JALでは、今後も有望な選手を発掘できればアスリート社員として採用していきたいという。
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