スターフライヤー(SFJ、9206)は12月14日、北九州からグアムへ早ければ2013年のゴールデンウィークまでにチャーター便を就航させる計画を発表した。定期便に近いプログラム・チャーター便化を目指す。
SFJは5月に発表した2014年度までの3年間の中期経営戦略で、中長距離国際線への参入を表明していた。米原愼一社長はグアムについて「ハワイに比べて半分の予定で行ける」と所要時間の短さを挙げた。機材は14日に北九州空港に到着したエアバスA320型機の8号機と、13年3月受領予定の9号機を使用する。
8号機と9号機は、双発機であるA320でエンジンが1基停止した際に洋上飛行を行うため「ETOPS(イートップス)」を取得。最寄りの空港まで2時間飛行できる「ETOPS 120」の取得機となる。
便数は確定していないが、週複数便を運航する計画。当初は旅行会社の企画商品でのチャーター便でスタートし、プログラム・チャーター化を目指す。
また、11月30日に配分が決まった羽田空港の国内線発着枠(スロット)は、1日25枠のうち5枠を獲得。5枠すべてを羽田-福岡線に充当し、現在の1日5往復を同10往復に倍増する。
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スターフライヤー
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【お知らせ】
タイトルと第1段落目を一部修正しました。(2012年12月15日 15:45 JST)