ユナイテッド航空(UAL/UA)は現地時間9月18日、ボーイング747-400型機を11月7日で退役すると発表した。最終便はサンフランシスコ発ホノルル行きとなる。
同路線は、ユナイテッド航空が1970年7月23日から747の運航を開始した路線で、最終便には顧客や招待客、同社社員などが搭乗。午前11時にサンフランシスコを出発し、午後2時45分にホノルルに到着する。
747での国際線最終便は、10月29日のソウル(仁川)発サンフランシスコ行きUA892便で、午後4時55分に出発し、午前11時25分に到着する。日本路線ではサンフランシスコ-成田線に、今年6月14日の成田到着分まで投入していた。翌15日からは777-300ERに変更している。
ボーイングの発注リストによると、ユナイテッド航空は計68機の747を導入。1970年5月18日に747-100を初受領している。747-400は44機受領。2000年5月12日に受領した機体が最も新しい。
ジャンボの愛称で親しまれた747は、燃油費の高騰や飛行機の技術的な進歩により、世界的に退役が進んでいる。日本では、全日本空輸(ANA/NH)が2014年3月31日に運航した那覇発羽田行きNH126便を最後に、旅客型が全機退役。現在日本国内で運航されている747は、政府専用機と日本貨物航空(NCA/KZ)の貨物型のみ。
また海外の航空各社も、日本路線への投入を相次いで終了させている。2016年は、9月3日にKLMオランダ航空(KLM/KL)がアムステルダム-成田線で、10月1日にキャセイパシフィック航空(CPA/CX)が香港-羽田線での運航を終えている。
デルタ航空(DAL/DL)は、今年12月までに全機が退役予定で、日本路線は10月30日の成田午後5時50分発のデトロイト行きDL276便が最終便となる見通し。
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ユナイテッド航空
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