カンタス航空(QFA/QF)は、12月14日に再開するシドニー-関西線を当初予定の季節運航から通年運航に拡大する。
カンタスによる関西空港発着の豪州路線は、2007年9月にケアンズ線を運休して以来約10年3カ月ぶりの再開。シドニー線としては1998年10月の運休以来、約19年2カ月ぶりの復活となる。同社によると、7月27日に発表した同路線の再開に対し、大きな反響があったという。
シドニーと大阪を結ぶ、唯一の直行便となる同路線は7月の発表当初、冬ダイヤ期間中の12月14日から2018年3月24日まで、月曜と木曜、土曜の週3往復で運航するとしていた。通年化により、3月26日以降は木曜のフライトが水曜に移り、月曜と水曜、土曜の週3往復になる。
運航スケジュールは、月曜とそれ以外の曜日で異なる。月曜は、関西行きQF33便がシドニーを午後1時25分に出発し、午後9時20分着。シドニー行きQF34便は、午後10時50分に関空を出発して、翌日午前10時40分に到着する。
木曜と土曜の関西行きQF33便は、シドニーを午前9時30分に出発し、午後5時25分着。シドニー行きQF34便は、午後6時55分に関空を出発して、翌日午前6時45分に到着する。
機材は、エアバスA330-300型機(2クラス297席:ビジネス28席、エコノミー269席)を木曜と土曜の便に投入し、月曜のみA330-200(2クラス235席:ビジネス36席、エコノミー199席)を使用する。
カンタスの日豪路線は現在、シドニー-羽田線とブリスベン-成田線、メルボルン-成田線の3路線。このほかに同社が出資するLCC、ジェットスター航空(JST/JQ)のケアンズ-成田線、ゴールドコースト-成田線、ケアンズ-関西線の3路線がある。
豪州と関西を結ぶカンタスの路線は、1994年9月の関空開港とともに、シドニー-関西線が就航。ところが1998年10月に運航を停止し、日本航空(JAL/JL、9201)とのコードシェア便になった。
2001年10月からは、関西-ケアンズ線を新設したものの、翌2002年10月には、カンタス系のオーストラリア航空(当時)へ移管。2006年7月にブランド再編でオーストラリア航空自体が運航を終了したことから、再びカンタスが運航し、2007年9月をもって運休した。
カンタスは、12月で日本就航70周年を迎える。シドニー-関西線は、関空ではジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の国内線と、シドニーでは自社の豪州国内線やニュージーランド路線などへ乗り継げることから、接続の良さをアピールしていく。
運航スケジュール(12月14日から18年3月24日)
シドニー→関西
QF33 シドニー(13:25)→関西(21:20)運航日:月
QF33 シドニー(09:30)→関西(17:25)運航日:木土
関西→シドニー
QF34 関西(22:50)→シドニー(翌日10:40)運航日:月
QF34 関西(18:55)→シドニー(翌日06:45)運航日:木土
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