エアバスは現地時間8月15日、米国で製造した最初のA320型機が初飛行したと発表した。米LCCのスピリット航空(NKS/NK)に引き渡す。
エアバスは米国初の最終組立工場をアラバマ州モビールに建設。2015年9月に本稼働した。A320従来型(A320ceo)ファミリーを製造し、今年後半をめどにA320neoに切り替える。年末までの生産レートは月産4機を見込んでいる。
2016年4月に、米国製初号機となるA321(登録番号N965JT)をジェットブルー(JBU/B6)に引き渡した。アラバマ工場では、これまでA321のみ製造し、36機を納入している。
アラバマ工場は仏トゥールーズと独ハンブルク、中国の天津に続き4カ所目となるエアバスの最終組立工場で、A319とA320、A321を製造する。A321に続き、米国製A320が初飛行したことで、エアバスの米国戦略は節目を迎えた。
今回の初飛行は約4時間実施し、システムやエンジン、構造性能の試験が行われた。
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