米国連邦航空局(FAA)は現地時間12月5日、ボーイング787型機全機に対して燃料配管の接続部に異常がないか点検するよう、耐空性改善命令(AD)を出した。
全日本空輸(ANA、9202)など航空会社2社がFAAとボーイングに対し、燃料漏れが発生したと報告。原因は製造工程の不備で、ボーイングでは対策済み。ANAによると、燃料漏れが発覚したのは10月23日で、保有する全16機の点検は完了しており、12月5日の当紙取材時点で運航への影響はないという。
6機を保有する日本航空(JAL、9201)も点検を終えており、運航への影響はないと5日に回答した。
10月末までにデリバリーされた787は33機。787に対するADは、2011年の就航以来初めて。
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