8月1日に就航15周年を迎えるソラシドエア(SNJ/6J)は、機内で沖縄の「オリオンビール」を販売する。15周年の一環で、そら豆入りのおつまみ付きで500円。ソラシドがアルコール飲料を機内販売するのは初めて。
ソラシドは2002年8月1日に宮崎-羽田線の運航を開始。本社を宮崎空港に構えており、12機のボーイング737-800型機(1クラス174席)で、羽田-宮崎、熊本、長崎、鹿児島、大分線の羽田発着5路線、那覇-宮崎、鹿児島、神戸、中部、石垣線の那覇発着5路線の計10路線を運航している。
ソラシドは九州・沖縄を地盤とする航空会社として、ご当地アルコール飲料の機内販売を企画。6月に就任した髙橋宏輔社長は、「地酒や焼酎は、数量などの面でなかなか扱うのが難しい」として、第1弾はオリオンビールを選んだと話す。
就航15周年記念の機内販売としては、宮崎県産の飫肥杉(おびすぎ)を使ったモデルプレーンを8月限定で販売。機内誌「ソラタネ」もリニューアルする。
また、15周年のキャッチコピーとして「つぎのソラへ。」を掲げる。4月に発表した中期経営戦略では、737-800を2機増機し、1機目を受領する2018年度に、1日3往復の国内線を新設する見通し。2019年度内をめどに国際線の定期便化を計画しており、チャーター便を運航して実績を積む。
髙橋社長は15周年を機に、「地域と世界をつなぐグローバルエアラインに進化させたい」と抱負を語った。
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ソラシド エア
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