エアバス, 機体 — 2012年12月3日 07:00 JST

エアバス、A330に最大離陸重量242トンの新タイプ

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 エアバスは現地時間11月29日、A330-300型機とA330-200型機の最大離陸重量を242トンに引き上げたタイプを提供すると発表した。A330-300には燃料積載量を増やすオプションも用意する。エアバスは7月に最大離陸重量を240トンに引き上げたA330を発表しているが、今回の機体はさらに引き上げたもので、2015年から就航可能となる見込み。

最大離陸重量242トンの新タイプが登場するA330-300のイメージイラスト(エアバス提供)

 最大離陸重量と燃料積載量の増加で、A330-300はより長距離の路線でペイロード(有償搭載量)を増やすことができる。A330-300の航続距離は、既存の最大離陸重量235トンの機体よりも約926キロメートル(500海里)延び、A330-200は最大離陸重量238トンの既存機よりも648.2キロメートル(約350海里)延びる。

 A330-300は中央翼タンクを活用することで燃料積載量を増加。A330-200では中央翼タンクと関連システムは標準装備となっているが、A330-300では初採用。燃料積載量が増えることで、クアラルンプールからフランクフルトやパリまで直行便を運航するなど、A330-300で東南アジアと欧州間をノンストップ飛行できるようになる。

関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン

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