キャセイパシフィック航空(CPA/CX)は6月14日、香港の魅力を訴求するキャンペーンを開始した。香港を「大人のテーマパーク」に見立て、写真家で映画監督の蜷川実花さんを起用。香港へのレジャー需要を喚起する。
「蜷川実花×香港 by キャセイパシフィック」で、広告とSNS、特設サイトで、12月まで展開する。蜷川さんが香港で撮影したカラフルな写真を、キービジュアルとする。
25-35歳男女の個人旅行者を、おもなターゲットとする。この世代はSNSを多頻度で利用し、いわゆる「インスタ映え」するカラフルな写真を好む傾向にある。
同社日本支社マーケティング部の蓑口寿生部長は、日本人は香港へ安定的に渡航しているものの、20代から30代の男女が旅行先としての香港を検索する順位が、40代以上と比較すると下回る傾向があることを紹介。今回のキャンペーンでは、25歳から35歳の男女をターゲットとするとした。
SNSでは参加型の投稿キャンペーンを実施し、蜷川さんの写真を多く使用した「飛び出す絵本」のようなフォトブックをプレゼントする。
フォトブックは、5月に蜷川さんが香港で撮り下ろした写真を使用。飛び出す絵本は昼と夜の2パターンを1冊にまとめた。14日に都内で開催したプレゼンテーションで、完成したフォトブックを初めて見た蜷川さんは、「かわいいのができてうれしい」と満足した様子を見せた。
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蜷川実花×香港 by Cathay Pacific
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