国土交通省航空局(JCAB)は6月13日、クロアチア航空当局と意見交換で、新規協定締結までの暫定的な枠組みに合意したと発表した。今後、オープンスカイ(航空自由化)やコードシェアなどに向けて協議を進める。
意見交換は現地時間6月9日、クロアチアの首都・ザグレブで実施。羽田空港を除く、二国間輸送の枠組みや、コードシェアの設定などを確認した。現在は両国間に定期便の運航はないが、将来的な定期便就航に向けた航空需要があることを認識した。
当局間協議には、日本から水田早苗・航空局航空交渉官らが、クロアチアからディンコ・スタンチッチ国際航空課長らが出席した。
日本の航空会社では、フィンエアー(FIN/AY)が運航するヘルシンキ-ドゥブロブニク線に、日本航空(JAL/JL、9201)がコードシェアを実施しているものの、自社便では乗り入れていない。
日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2014年は日本からクロアチアに17万7000人が渡航。クロアチアからは2000人が来日した。
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国土交通省
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