MRJ, エアライン, ボーイング, 機体 — 2017年4月13日 09:15 JST

ANA、737-800をBOCアビエーションからリース MRJつなぎの一部

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 全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、ボーイング737-800型機をBOCアビエーションからリースで調達する。

ANAの737-800=14年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 BOCアビエーションはシンガポールを拠点とする航空機リース会社で、中国銀行の子会社。ANAHDは、納入が遅れている三菱航空機が開発中のリージョナルジェット機「MRJ」のつなぎとして、737-800の新造機4機をリース導入する。このうち、2機がBOCアビエーションの機材となり、2018年後半に受領する。

 ANAHDは、グループで地方路線を担う傘下のANAウイングス(AKX/EH)が運航するボーイング737-500型機(1クラス126席)を中心に、メーカー標準座席数が88席の「MRJ90」への置き換えを計画。3月29日現在、ANAHDは737-500を17機保有している。

 MRJの納入遅延を受け、ANAHDは2016年6月に、カナダのボンバルディアが製造するターボプロップ(プロペラ)機のDHC-8-Q400型機(1クラス74席)を、代替機として3機発注済み。1995年3月から導入を始めた737-500の経年化が進んでいることから、737-800をMRJの代替機として導入する。

 ANAは3月29日現在、737-800を36機保有しており、すべて国内線で運航。座席数は2クラス167席(プレミアム8席、普通席159席)となっている。

 ANAHDはMRJを25機(確定15機、オプション10機)発注。当初2013年だった納期は5度目の延期により、2020年半ばを計画している。

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