客室乗務員や地上係員などの就職情報を扱う月刊エアステージ(イカロス出版)は3月25日、東京・新橋のヤクルトホールで「第14回エアステージ就職セミナー」を開いた。500人以上が訪れ、航空会社の採用担当者の話を熱心にメモをとりながら聞いていた。
セミナーは午前と午後の2部制で、午前は日本航空(JAL/JL、9201)をはじめとするJALグループ、午後は全日本空輸(ANA/NH)などANAグループの担当者が講演。内定者による自己紹介も行われた。
講演したJALの客室乗務員は新人時代、客室の責任者である先任客室乗務員から、機内で「イケメンを探せ」「すてきな服を着た人を探せ」「ボーッとした人を探せ」と、さまざまな課題を与えられたエピソードを披露。はじめは真意をつかみかねていたが、機内巡回を重ねるごとに、ひとり一人の乗客が機内でどう過ごし、何を求めているかを把握できるようになっていったと、参加者に語りかけた。
講演後には質疑応答コーナーが設けられ、乗務や会社の良い点などに関する質問が出た。また、自己紹介した内定者は、志望動機や入社後に取り組みたいことなどを、簡潔にまとめて述べていた。
参加者は昼休みに入ると、登壇した客室乗務員や地上係員、採用担当者のもとを訪れ、就職活動を通じて感じた疑問などを積極的にぶつけていた。
関連リンク
月刊エアステージ(イカロス出版)
・[雑誌]月刊エアステージ 17年4月号「面接合格5つの極意」(17年2月28日)
・[雑誌]月刊エアステージ 17年3月号「JAL大特集」(17年1月27日)
・ANAエアラインスクール、東京も空港係員コース「受講生の自信につなげたい」(16年8月31日)
・「制服の重み感じた」JALエアラインアカデミー1期生、乗務開始(15年10月5日)