日本航空(JAL/JL、9201)は3月25日、東京・原宿で開催されている東京ガールズコレクション(TGC)に初出展した。客室乗務員の制服体験コーナーを設け、10代後半から20代前半の女性を中心にアピールした。
TGCは2005年8月に初めて開かれ、今回で24回目となる国内最大級のファッションショー。会場はJR原宿駅そばの国立代々木競技場第一体育館で、20歳から34歳までの女性「F1層」を対象に、3万人の動員を計画しており、後援には外務省や観光庁、東京都なども名を連ねる。
JALがTGCに出展するのは、今回が初めて。コーポレートブランド推進部の春花祐太さんは「10代後半から20代前半の女性への接点を作りたかった」と、出展の狙いを説明する。「シートなどは展示せず、あぁJALだったんだ、と思ってもらえるようにし、かわいさや旅のワクワク感を感じてもらえるようにした」と、プロダクトやサービスそのものの訴求よりも、若年層へのブランド浸透を狙ったという。
TGCへの出展準備は、昨年末から本格化。春花さんとともに出展を担当する同じ部署の川田紗英子さんは、異動前は成田空港で開催するJALのイベントや、成田発着の初日の出フライトなどの企画を手掛けていた。利用者向けのイベントに携わってきたことで、TGCへ出展する際も来場者の視点を思い浮かべて企画をまとめていったという。
TGCのターゲットは30代前半までだが、今回は10代後半から20代前半に絞った点について、「5歳違うと感覚も違うので、手広くやるのではなくターゲットを絞った」と春花さんは話す。
ブースでは、3人の客室乗務員が出迎え、体験用制服の着付けをしたり、記念撮影を終えた来場者に機内で提供しているドリンク「スカイタイム」を手渡していた。ブースで撮影した写真をInstagramやTwitterに投稿すると、抽選で2人1組にユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場券と国内線往復航空券などをプレゼントし、参加者によるSNSでの拡散を見込んでいる。
制服を着て記念撮影した都内の大学生は、「ブースがかわいい。制服を一度着てみたかった」と喜んでいた。
TGCの開催時間は、25日午後9時まで。入場料は自由席5800円から。
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