エンブラエルは現地時間3月17日、次世代リージョナルジェット機「E190-E2」のうち、飛行試験4号機の初飛行に成功した。量産初号機の引き渡しは、2018年を予定している。
工場のあるブラジルのサンジョゼ・ドス・カンポスを離陸し、2時間飛行した。
E2シリーズは、現行のエンブラエル170(E170)とE175、E190、E195で構成する「Eジェット」の後継機。E190-E2のほか、E175-E2とE195-E2の3機種で構成する。
メーカー標準の座席数は、E190-E2が1クラス106席、2クラスでは97席。2019年納入開始のE195-E2は1クラス132席、2クラス120席で、2021年に引き渡しを始めるE175-E2は1クラス88席、2クラス80席となる。
飛行試験機は4機製造した。飛行試験初号機(登録番号PR-ZEY)は2016年5月、初飛行に成功。当初は同年下半期に実施予定だったが、前倒しした。これまで3機合計で650時間以上を飛行している。
2018年前半にノルウェーの地域航空会社、ヴィデロー航空(WIF/WF)がE190-E2初号機を受領し、運航を開始する。
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