日本航空(JAL/JL、9201)は3月20日、今年で10周年を迎えた紙飛行機教室「折り紙ヒコーキ教室」を、羽田空港の地元である大田区の総合体育館で開いた。北海道や宮城、福岡、熊本の小学生が参加する「折り紙ヒコーキ競技会」の団体戦などが開かれ、のべ768人が参加した。
JALは2007年から、折り紙ヒコーキ協会の協力を得て教室を開催。10年間で、約700人のJALグループ社員が同協会が認定する指導員資格を取得し、国内外で教室を開いてきた。
20日は10周年を記念し、競技会や航空教室など4つのイベントを開いた。小学生が3人1組で参加する折り紙ヒコーキ競技会は、北海道地区チームが優勝。森田心君と岡本大夢君、吉田敦基君には、JALの植木義晴社長から賞状と記念品、紙飛行機の滞空時間ギネス世界記録を持つ協会の戸田拓夫会長からは、特製の紙飛行機がプレゼントされた。
今後はJALがスポンサーとなり、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年に世界大会を開催。これに向けて、今年11月に沖縄県宮古島市でアジア大会を、2018年3月に都内で全国大会を開く。アジア大会は、タイと香港、フィリピン、ベトナム、韓国の予選通過者が参加し、全国大会は小学生と中学生以上の2部門に分けて開く。
植木社長は、「(紙飛行機は)日本の文化だと思う。空を通して子供たちに未来を考えて欲しい。自分だけではなく、日本や世界、地球の未来を考えてもらえれば」と世界大会を開く目的を語った。
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