バニラエア(VNL/JW)は3月13日、累計搭乗者数が11日に500万人に達成したと発表した。2013年12月の就航以来、3年3カ月で到達した。
バニラはANAホールディングス(ANAHD、9202)が100%出資するLCC。マレーシアのエアアジアとANAHDが出資して2012年8月1日に就航後、2013年10月26日に運航を終えた旧エアアジア・ジャパンが前身で、同年12月20日にバニラとして再就航した。
就航当初の路線は、成田-那覇線と台北線の2路線。現在は国内線5路線と国際線7路線の、計12路線に拡大した。就航地は国内線が成田と札幌(新千歳)、函館、関西、奄美大島、那覇、国際線が台北(桃園)と高雄、香港、ホーチミン、セブとなる。
2016年度は、4月27日に台北-関西線、9月14日に成田-ホーチミン線、12月25日に成田-セブ線、今年2月18日に成田-関西線、19日に成田-函館線を開設済み。年度内は3月18日に関西-函館線、夏ダイヤが始まる26日に関西-奄美大島線を就航させる。
関西-函館線と奄美大島線は、それぞれ1日1往復で開設するが、函館線は季節運航でスタート。函館と奄美大島は成田からも就航しており、バニラの単独路線となる。
機材はエアバスA320型機(1クラス180席)が12機。12号機(登録番号JA12VA)は2月20日に受領し、成田には26日に到着した。2017年度は15機に増やし、2020年度末までに25機体制を構築する。
これまでの累計搭乗者数の推移は、100万人達成が2014年12月27日、200万人が2015年8月19日、300万人が2016年3月26日、400万人が2016年9月23日。500万人は、3月11日の台北発成田行きJW102便で到達した。東日本大震災の発生から6年だったことから、イベントは自粛した。
バニラは、「新路線で生産量が拡大するので、1000万人達成に向けてスピードアップしたい」として、訪日客だけでなく日本人客の取り込みも目指す。
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