日本エアコミューター(JAC/JC)は2018年度に、沖永良部経由の徳之島-那覇線の運航を開始する。運航スケジュールは未定。JACの沖縄県内就航は初めてで、7年ぶりの新規路線となる。
奄美大島と喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島などからなる奄美群島が国立公園に指定されたことを受けての新規路線で、誘客の拡大を図る。同路線を「奄美群島アイランドホッピングルート」と命名し、奄美群島をつないで運航する。
運航開始日やスケジュールなどは、後日決定する。
JACの新規路線は、2011年3月27日に開設した福岡-奄美大島、福岡-屋久島の2路線以来、7年ぶりとなる。
JACは鹿児島を拠点に、屋久島や奄美群島などの離島路線を運航。福岡や伊丹などにも乗り入れている。現在はサーブ340B(36席)とボンバルディアDHC-8-Q400型機(74席)を9機ずつ運航している。
ことし1月には、仏ATRのターボプロップ機ATR42-600型機の同社向け初号機(48席、登録番号JA01JC)を受領。4月26日の鹿児島発屋久島行きJC3741便で運航を開始する。
2019年までにATR42-600を9機導入し、サーブ340Bとの機材更新を進める。また、2019年以降にQ400も退役を進め、ATR機のみで運航する。
環境省は3月7日、奄美大島と加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島で構成する奄美群島を、国内34カ所目の国立公園「奄美群島国立公園」に指定した。
関連リンク
日本エアコミューター
国立公園(環境省)
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