エアバスは、エア・インディア(AIC/AI)が同社向け初号機となるA320neoを受領したと現地時間2月16日に発表した。クウェートの航空機リース会社ALAFCOからのリース導入で、エア・インディアは2019年までに計14機を受領する見込み。
エンジンはCFMインターナショナル製「LEAP-1A」を搭載する。
インド国内でA320neoを導入するのは3社目で、インディゴ(IGO/6E)とゴーエア(GOW/G8)のLCC 2社に次ぐ導入となる。フルサービス航空会社(FSC)では初めて。また、2社のA320neoには米プラット&ホイットニー製のエンジン「PW1100G-JM」を搭載している。
ALAFCOは2012年、A320neoを85機発注済み。2016年7月には、このうち10機をA321neoに機種変更し、A320neoを75機、A321neoを10機発注している。ALAFCOがA320neoを引き渡すのは今回が初めて。
1月末現在、A320neoは航空17社が計70機を運航している。日本では全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が、2016年12月に受領。ANAは同月26日から国内線で運航を開始し、2017年1月23日から近距離国際線に投入している。
関連リンク
Air India
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インド国内のA320neo
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