全日本空輸(ANA、9202)は11月1日、ボーイング787型機の定期便就航から1年を迎えたとして運航実績の速報値を発表した。
787によるANAの定期便は、昨年11月1日の羽田発岡山行きNH651便が初便。同日に広島にも就航した。1年間の国内線と国際線を合わせた787運航便の実績は、就航便数が8974便、就航率は99.3%(全機種では98.8%)、定時出発率は93.8%(93.8%)、旅客数は179万6291人、搭乗率は73.2%(66.4%)となった。
このうち国内線の就航便数は8409便、就航率は99.3%、定時出発率は94.5%、旅客数は172万1951人、搭乗率は72.8%だった。国際線は就航便数が565便、就航率は99.6%、定時出発率は83.6%、旅客数は7万4340人、搭乗率は82.6%だった。
ANAでは、他の機材と比べて搭乗率が平均で1割高く、これまでに行った機内アンケートでも「787にもう一度乗りたい」乗客が98.7%だったとしている。
現在ANAは787を66機発注済みで、16機を保有している。運航路線数は国内線が12路線、国際線が3路線で、2013年1月11日からサンノゼ線が加わると4路線になる。
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