企業, 空港 — 2017年1月26日 13:40 JST

成田空港、食器回収ロボの実証実験 1タミラウンジ、27日まで

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 成田国際空港会社(NAA)は1月27日まで、ロボットが食器を回収する実証実験を、第1ターミナル出国審査後エリアの直営ラウンジ「Narita TraveLounge(ナリタ トラベラウンジ)」で展開している。パナソニック(6752)が開発した自律搬送ロボットが、食器をカウンターまで搬送する。

カウンター前で待機するHOSPI=17年1月24日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

 自律搬送ロボット「HOSPI(ホスピー)」で、1月23日から実証している。ラウンジ内を巡回しながら利用客の食器を回収する。食器はHOSPIの腹部に収納し、自走してカウンターまで運ぶ。

 HOSPIには、赤外線レーザーで目的物までの距離を測定する「レーザーレンジファインダー」とカメラを搭載。使用時は地図情報を記憶させ、情報を基にセンサーと障害物回避アルゴリズムで移動環境を認識しながら走行し、障害物に接触せずに搬送する。従来の搬送装置とは異なり、壁や天井への機器埋め込みや、通路へのガイドテープなどが必要ない。

 HOSPIは病院向けに開発された自律搬送ロボットで、薬剤や検体などの搬送用に医療現場での導入が進んでいる。1月14日から18日まではANAクラウンプラザホテル成田でも実証実験を展開。ロビーを巡回し、利用客にペットボトルを配付した。

腹部に食器を収納するHOSPI=17年1月24日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

腹部に食器を収納するHOSPI=17年1月24日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

腹部に食器を収納したHOSPI=17年1月24日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

カウンターに向かうHOSPI=17年1月24日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

食器をカウンターに届けたHOSPI=17年1月24日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

ラウンジ内を循環し食器を回収するHOSPI=17年1月24日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

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