ターボプロップ機を手掛ける仏ATRは現地時間1月20日、日本航空(JAL/JL、9201)グループの日本エアコミューター(JAC/JC)に、同社向け初号機(登録番号JA01JC)となるATR42-600型機を引き渡す。JACはATR機の導入により、既存機の機材更新を進めていく。
仏トゥールーズで、現地時間午前11時に受領する。JACは2020年までの3年間で、計9機を導入。4月下旬から鹿児島県内の離島路線で運航を開始する。
ATR42-600の座席数は1クラス48席。2015年6月のパリ航空ショーで8機を確定発注し、1機をオプションで契約した。現在はサーブ340B(36席)のほかボンバルディアDHC-8-Q400型機(74席)も所有し、それぞれ9機ずつを運航している。
日本でATR機を導入するのは2社目で、天草エアライン(AHX/MZ)が2016年2月からATR42-600(1クラス48席)を運航している。
日本の航空会社では当初、2013年12月に自己破産した地域航空会社リンク(福岡県福岡市)が、日本初のATR機としてATR 72-600(68席から74席)を3機リースで導入予定だった。
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日本エアコミューター
Avions De Transport Regional
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