1月19日正午ごろ、全日本空輸(ANA/NH)の秋田発札幌行きNH1831便(ボンバルディアDHC-8-Q400型機、登録番号JA461A)が新千歳空港への着陸後、誘導路に入る際、曲がりきれず滑走路の端で停止した。オーバーランしたとみられる。ANAと国土交通省航空局(JCAB)で確認を急いでいる。
*国土交通省が重大インシデント認定。続報はこちら。
NH1831便はANAウイングス(AKX/EH)が運航。乗客21人、運航乗務員2人、客室乗務員2人の計25人が搭乗していた。午前11時56分、新千歳空港のB滑走路(RWY01R)に着陸後、誘導路に向かう際にスリップしたものとみられる。JCABによると、機体は自走できずに留まっているという。午後1時38分現在、滑走路は閉鎖されている。
ANAによると、乗客はバスでターミナルに向かうという。乗客乗員にけがはなかったという。
今回のトラブルの影響により、同機材で運航予定だった札幌発中標津行きNH4883便と、中標津発札幌行きNH4884便が欠航となった。
気象庁によると、新千歳空港の正午現在の気温はマイナス2.5度。北風で風速6.8メートル、32センチの積雪があった。
関連リンク
全日本空輸
国土交通省
新千歳空港ターミナルビル
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【お知らせ】
写真を現地の当該機のものに差し替えました。(17年1月19日 14:53 JST)