エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2017年1月18日 12:50 JST

デルタ航空、台北5月運休へ 米国-成田利用減で

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 デルタ航空(DAL/DL)は、成田-台北(桃園)線の運航を5月で終了する。米国から成田への輸送量減少により、運休を決定した。運航終了に伴い、同社は台北から撤退する。

成田-台北を運休するデルタ航空=12年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 成田発は5月23日に、台北発は翌24日に運航を終了する。運航機材はボーイング767-300ER型機(226席:ビジネス26席、エコノミー200席)。

 東京-台北線は、旧ノースウエスト航空(NWA/NW)時代の1950年に運航を開始。北米各地と台北を結ぶ路線として運航している。

 日本の国土交通省と米国運輸省(DOT)は2016年2月、羽田空港の昼間時間帯発着枠の配分を合意。同年の冬ダイヤから羽田空港の昼間時間帯に米国路線が就航している。

 デルタ航空は昼間帯に2路線を開設。夏ダイヤまで羽田深夜便で運航していたロサンゼルス線と、成田発着で運航していたミネアポリス線を、それぞれ昼間帯に移行した。

 このことから同社では成田路線を再構築。米国から成田への輸送量減少に伴い、運休を決定したと説明している。

 同社では同路線の運休後は、同じ航空連合・スカイチームに所属する台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)などの利用を勧めている。チャイナエアラインの米本土路線は3路線で、サンフランシスコとロサンゼルス、ニューヨークに乗り入れている。

 デルタ航空は2016年10月、成田-ニューヨーク線のほか成田-バンコク線、国際線乗継専用の成田-関西線の3路線を運休した。台北線運休後、成田を発着するアジア路線は上海(浦東)とマニラ、シンガポールの3路線のみとなる。米国本土路線はアトランタとデトロイト、シアトル、ポートランドの4路線で、ホノルルとサイパン、グアム、パラオのリゾート4路線も運航している。

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