シンガポール航空(SIA)は現地時間10月30日、ヴァージン・オーストラリア(VOZ)の株式を10%取得することで合意したと発表した。SIAは、ヴァージン・オーストラリア・ホールディングスの新株式の発行を通じて、2億4557万株を、1株あたり42.88豪セント、計1億530万豪ドル(約86.9億円)で取得する。
SIAは希薄化防止の権限を保有し、10月30日発表のVOZによる新株発行の際も10%の権利を維持する。今回の株式取得は、オーストラリア外国投資審査委員会(FIRB)の承認を得ており、11月16日には完了を予定している。
両社は2011年にコードシェア便運航やマイレージサービスの連動、ラウンジの利用、乗り継ぎをスムーズにするためのフライトスケジュールの調整、共同販売やマーケティングなど、包括的な長期間のパートナーシップ契約を締結。コードシェア便は調整中で、詳細は後日発表される見込み。
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