日本航空(JAL/JL、9201)は12月30日、人気キャラクター「ドラえもん」を描いた特別塗装機「JALドラえもんJET」(ボーイング767-300ER型機、登録番号JA622J)を国内線に就航させた。
初便となったのは、羽田発福岡行きJL331便。羽田空港の搭乗口前には、2017年3月公開の『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』のコスチュームを着たドラえもんが現われ、老若男女を問わず記念写真に収まっていた。
JL331便は乗客252人(幼児2人含む)を乗せ、羽田を午後6時53分に出発。福岡には午後8時52分に到着する見込み。
ドラえもんジェットは、機体後部にドラえもんを18枚のデカールを使って大きく描いた。後部ドアには、ドラえもんのひみつ道具「どこでもドア」が4枚のデカールで描かれ、機体前方左舷のエントリードア(L1ドア)横には小さなデカールが貼られた。
機内では、ドラえもんのコメントをビデオで放映。ドラえもんが描かれたポストカードや、子供用の記念品を用意する。座席数は252席で、ファースト5席、クラスJ42席、普通席205席の3クラス構成となっている。初便の乗客には、自由帳などの記念品が配られた。
ドラえもんジェットの就航路線は、767を投入している国内線。路線や便名は12月の就航後、運航前日までにJALのウェブサイトで公開する。運航期間は2017年5月下旬までを予定している。
JALとドラえもんのタイアップは今回で4度目。1回目は2010年2月から4月まで映画版ドラえもんの30周年を記念し、777-300の国内線仕様機(JA8941)を羽田発着の国内線幹線(札幌、伊丹、福岡、那覇)などで運航した。2回目は2012年12月から4カ月間、『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』とのタイアップで、国内線に特別塗装機(767-300ER、JA656J)を投入した。
3回目は現在国際線で運航中の特別塗装機(767-300ER、JA610J)で、上海線を中心に中国路線で2017年3月末まで運航予定。中国で人気の高いドラえもんと組むことで、認知度向上を目指す(関連記事)。
*写真は16枚。
*機体外観の記事はこちら。
関連リンク
JAL ドラえもん 国内線搭乗キャンペーン
『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』
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