スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は設立記念日の12月17日、客室乗務員と地上係員が2代目となる新制服の着用を開始した。本社のある北九州空港では式典が開かれ、真新しい制服を着た客室乗務員と地上係員から、乗客に記念品が手渡された。
スターフライヤーは3月16日で就航10周年を迎えた。これまで客室乗務員と地上係員は別々の制服を着ていたが、2代目では統一。10周年記念の3月16日に北九州市内でお披露目された後、客室乗務員と地上係員の約20人から成る「制服リニューアルプロジェクト」のメンバーが、5月から検討を重ねてきた。
新制服のプロジェクトに参加した先任客室乗務員の相良佳那さんは、「着心地を重視し、ボタンの一つまで検討しました」と話し、機内で動きやすい機能性の高い制服を目指したという。
地上係員の下川晶さんは、「客室乗務員と地上係員の制服が一緒になり、統一感が出ました。制服の話し合いでは、スターフライヤーのチームワークの良さが出たと思います」と、プロジェクトの感想を語った。
新制服のデザインは、黒を基調に白を組み合わせたスターフライヤーの機体をイメージ。モノトーンを曲線で表現し、シンプルながらも存在感を与える、上品でエレガントな制服を目指した。機能面ではストレッチ素材を使い、女性はこれまでのパンツスーツのみからスカートとワンピースを、男性はベストを加えた。
客室乗務員と地上係員の責任者は、女性は付襟(つけえり)と付袖(つけそで)、シルバーグレーのアスコットタイを着用。一般は付襟とスカーフを着用する。男性の責任者は女性のアスコットタイと同じ柄のネクタイを着用する。
松石禎己社長は、「中期計画を検討しており、国際線を視野に入れた路線拡大など、後退することなく前進し、社員も成長する10年にしていきたい」と、新制服に衣替えした今後10年の抱負を述べた。
新制服を着用した客室乗務員と地上係員は、北九州発羽田行き7G76便の乗客150人に、記念品として機内販売品のパイクロワッサンやボールペン、社員からのメッセージ付き制服デザイン画のポストカードのセットを手渡した。
*新制服の写真特集はこちら。
新制服
初代制服
関連リンク
スターフライヤー
写真特集・スターフライヤー新制服デビュー
・パンツルックにスカートとワンピ加わる(16年12月21日)
2代目となる新制服
・新制服もシンプルなモノトーン 写真特集・スターフライヤー2代目CA制服(16年3月17日)
・スターフライヤー、CAと旅客係員の新制服 10年ぶり、12月から(16年3月16日)
スターフライヤー10周年関連
・就航10周年、新制服へ 特集・スターフライヤーと突っ走ったCA(16年12月16日)
・就航10周年のスターフライヤー、国際線再開「踊らされず着実に」(16年3月17日)
・スターフライヤー初号機公開から10年 ライブドア強制捜査も(16年1月16日)
・スターフライヤーA320初号機退役、8年で200万人運ぶ(13年10月3日)