チャイナエア、欧州3路線にA350　17年1月から

　台湾のチャイナエアライン（中華航空、CAL/CI）は2017年1月から、エアバスA350-900型機の長距離路線への投入を開始する。欧州路線で運航し、A340からの機材更新を図る。

チャイナエアラインのA350初号機＝16年9月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

　台北（桃園）発着のアムステルダムとウィーン、ローマの3路線に順次投入する。それぞれA340-300（306席：ビジネス30席、エコノミー246席）からの機材更新となる。A350-900も計306席（ビジネス32席、プレミアムエコノミー31席、エコノミー243席）を設定する。

　現地時間1月9日から投入するアムステルダム線では、月曜と水曜、金曜、土曜の週4往復を運航する。アムステルダム行きCI73便は午前0時30分に台北を出発し、午前7時15分に到着する。台北行きCI74便は午後3時50分にアムステルダムを出発し、翌日午前11時35分に到着する。

　また、同日からはウィーン線にも投入。週3往復の運航で、台北発は月曜と水曜、土曜、ウィーン発は火曜と木曜、日曜に設定する。ウィーン行きCI63便は午後11時35分に台北を出発し、翌日午前6時25分に到着する。台北行きCI64便は午前11時にウィーンを出発し、翌日午前6時に到着する。

　ローマ線には2月4日から投入。火曜と土曜の週2往復を運航する。ローマ行きCI75便は台北を午前8時25分に出発し、午後4時45分に到着する。台北行きCI76便はローマを午後6時45分に出発し、翌日午後2時50分に到着する。

　チャイナエアは14機のA350-900を発注済み。初号機は9月30日に仏トゥールーズで受領し、10月1日に台北に到着した。10月末現在で1機を受領し、年内に計4機を受領する見込み。

A350の運航スケジュール
台北－アムステルダム（1月9日から）
CI73 台北（00:30）→アムステルダム（07:15）運航日：月水金土
CI74 アムステルダム（15:50）→台北（翌日11:35）運航日：月水金土

台北－ウィーン（1月9日から）
CI63 台北（23:35）→アムステルダム（翌日06:25）運航日：月水土
CI64 ウィーン（11:00）→台北（翌日06:00）運航日：火木日

台北－ローマ（2月4日から）
CI75 台北（08:25）→ローマ（16:45）運航日：火土
CI76 ローマ（18:45）→台北（翌日14:50）運航日：火土

関連リンク
チャイナエアライン
A350 XWB（Airbus）

・チャイナエアライン、A350初号機受領（16年9月30日）