台湾のトランスアジア航空(復興航空、TNA/GE)は11月21日、あす22日の日本-台北路線を含む全便を欠航すると発表した。臨時取締役会を22日に開くとともに、航空券の払い戻しを案内している。
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トランスアジアは台湾第3位のフルサービス航空会社。10月30日からの冬ダイヤでは、日本国内へは成田と関西、新千歳、旭川、函館、仙台の6空港に就航しており、12月1日から福岡への乗り入れを計画している。
同社の日本語サイトによると、22日は機材繰りのため日本路線を全便欠航するとしている。中国語のFacebookページには、航空券の払い戻しに関する案内を載せており、22日に臨時取締役会を開き、利用者に説明するとしている。
同社は2014年7月23日と2015年2月4日に墜落事故を起こし、死者を出している。
また、トランスアジア系列のLCCであるVエア(VAX/ZV)は、経営不振により、9月末で日本路線を含めて全面運休している。
関連リンク
トランスアジア航空
解散決定
・台湾トランスアジア航空が解散へ 二度の墜落事故響く(16年11月22日)
日本路線
・トランスアジア航空、仙台-台北10月開設 東北へ初就航(16年9月10日)
・台湾Vエア、全面運休へ トランスアジア航空へ吸収合併も(16年8月5日)
・トランスアジア航空、成田-台北線就航 九州も視野に(13年9月26日)
事故
・トランスアジア航空のATR72墜落 31人死亡(15年2月5日)
・台湾トランスアジア機墜落、操縦ミスで第1エンジンも停止 当局が報告書(15年7月3日)
・トランスアジア航空機、着陸失敗で47人死亡 台湾西部で(14年7月23日)