ピーチ・アビエーション(APJ)は10月18日、那覇空港のLCC専用ターミナルに就航した。同ターミナルからの初便となった那覇発関西行きMM216便は午後4時16分に出発した。乗客数は170人の予約に対して130人だった。
那覇空港のLCCターミナルを出発するピーチ・アビエーションのA320=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
那覇LCCターミナルからの初便の乗客に記念品を手渡す井上CEOと客室乗務員=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
出発前の就航記念式典で、APJの井上慎一CEOは那覇-関西線について「現在1日2往復4便だが、2013年1月からは3往復6便にする。13年度には沖縄をベースに国内線と国際線を展開し、関西に次ぐ第2の拠点にしたい」と抱負を述べた。また、沖縄県は「関西と縁が深い地域」として、関西在住の沖縄出身者にも利用して欲しいと語った。
記念式典では、客室乗務員も関西弁であいさつ。機内アナウンスを関西弁で行っているAPJのカラーを出した式典となった。登場が始まると井上CEOと客室乗務員が同社のエコバッグに入ったロゴ入り琉球ガラスなどの記念品を配布した。
APJによると、3月から9月までの全路線の平均搭乗率は79%で、定時運航率が89%、就航率は99%。竹島問題の影響が懸念される韓国路線も、大きな影響は出ていないという。
13年度中に同LCCターミナルを第2拠点として運用開始後は、関西以外の就航地への国内線と、片道4時間以内のアジアへの国際線開設を進める。国際線運航時に必要となるCIQ(税関・出入国管理・検疫)は、現時点ではLCCターミナル内にないため、設置を働きかけていくという。
モノレールの那覇空港駅から国内線ターミナルまでの通路に掲げられたバス乗り場を案内するバナー=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
シャトルバスに乗る乗客=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
国内線ターミナル未出店のコーヒーショップなどの店舗が並ぶ物販エリア=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ピーチのチェックインカウンター=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ピーチの決めポーズ“ハッピーチ”を披露する井上CEO(右)と客室乗務員=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
LCCターミナルの建物前に駐機中のA320=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
那覇発初便の前で横断幕をかかげる客室乗務員ら=10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
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