デルタ航空(DAL/DL)は、長距離国際線の一部にプレミアムエコノミークラスを設定する。2017年後半に受領するエアバスA350 XWBで導入を開始し、ボーイング777型機にも設置する。
「デルタ・プレミアム」で、シートピッチは最大38インチ(約96.5センチ)、シート幅は最大19インチ(約48.3センチ)、リクライニングは最大7インチ(約17.8センチ)。可動式のレッグレストとヘッドレストを完備する。
スクリーンは13.3インチ。ノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンを備える。枕と毛布はウェスティンホテルが開発。アメニティキットはTUMI製で、ニューヨークのスキンケアブランド、マリン・アンド・ゴッツの製品も同梱する。
デルタ・プレミアムはA350に48席を設定する。777には2018年に導入し、他機材への導入も検討する。
デルタ航空は2014年11月、A350のうち標準型となるA350-900を25機発注。747-400などと置き換え、2017年の受領開始後は日本路線への早期投入を予定している。同社は747-400を2017年までに退役させる方針を示している。
デルタ航空のA350-900は計306席で、プレミアムエコノミー48席のほか、個室タイプのビジネスクラス「デルタ・ワン」スイートを32席、エコノミーを226席を設定する。
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デルタ航空
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