成田国際空港会社(NAA)は10月25日午前4時30分から、LCCが乗り入れる第3ターミナル(LCCターミナル)と第2ターミナル間を結ぶ連絡バスのルートを変更し、所要時間を7分短縮した。構内道路を新たに設け、走行距離を短縮。運行間隔も短くした。
これまでの所要時間11分を7分短縮し、4分にした。第2ターミナル北側に道路を新設したことで、走行距離は従来の2.5キロから900メートルに短縮された。
道路新設に伴い、バス停も移設。これまでのバスレーンから第2ターミナル脇に移設し、利用客の利便性向上を図った。運行間隔は、従来の最長8分を5分に短縮した。
構内道路は一方通行のため、従来のルートでは空港東通りや東成田駅などを経由する必要があった。新しいバス停や道路は6月から整備を開始し、これまで駐車場があったスペースに設けた。
第3ターミナルに乗り入れるLCCは、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)とジェットスター航空(JST/JQ)、バニラエア(VNL/JW)、春秋航空日本(SJO/IJ)、チェジュ航空(JJA/7C)の5社。国内LCCのうち、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は第1ターミナルへ乗り入れている。
NAAの夏目誠社長は今年3月、連絡バスの運行ルート短縮を検討していることを明らかにしていた。
また、機材稼働率が収支に直結するLCCにとって課題である夜11時から翌朝6時までは原則として離着陸できない「カーフュー(離発着制限)」の緩和も今後進めていく。
3時間の緩和により午前1時まで離着陸出来るようにし、現在は午前6時の運用開始時間も午前5時に前倒しする検討の推進が、9月27日に開かれた国土交通省や千葉県、成田市など空港周辺9市町との4者協議会で了承された。
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成田国際空港
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