エアバスは現地時間9月30日、チャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)にA350-900型機の初号機を仏トゥールーズで引き渡したと発表した。A350の運航会社としては世界で9社目となった。
チャイナエアは14機のA350-900を発注済み。座席数は306席で、フルフラットシートを採用したビジネス32席、プレミアムエコノミー31席、エコノミー243席の3クラス構成となる。
当初は台北-香港線に投入。その後、台北-アムステルダム線を皮切りに、ウィーン線やローマ線など長距離路線に就航する。
A350は43社が810機を確定発注。日本の航空会社では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、2019年からA350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。国内線用のA350-900を皮切りに長距離国際線などにも順次投入し、6年程度かけて777を置き換えていく。
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チャイナエアライン
A350 XWB(Airbus)
エアバス・ジャパン
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