三菱航空機は10月9日、名古屋市内で14日まで開かれている「2012年国際航空宇宙展」(ジャパン エアロスペース2012/JA2012、主催:一般社団法人 日本航空宇宙工業会)で、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の最新客室モックアップを公開した。
機内持ち込み可能な最大サイズのバッグを頭上の荷物入れに入れられるのが特徴のMRJの機内モックアップ=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
多くの報道陣でごった返すMRJのモックアップ前=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
モックアップの全長は8メートル。これまでのエコノミークラスのシートのほか、新たにプレミアムクラス(ビジネスクラス)のシートやギャレー(厨房設備)、ラバトリー(化粧室)も設置されている。最新状態での公開は7月に英国で行われたファーンボロ航空ショーで初めて行われ、日本では今回が初となる。
頭上の荷物入れは、機内持ち込み可能な最大サイズのバッグが入れられる大きさを実現。客室の高さは2.03メートル、幅は2.76メートル、エコノミークラスのシート幅は0.47メートルとし、小さな機体ながら快適性に配慮している。
モックアップに設置されたギャレーは、近距離路線を想定しているため最小限のものを採用。ラバトリーは機内用車いすで出入りできる構造を取り入れた。
最新状態でのモックアップ公開は日本初とあって、会場は多くの報道陣でごった返していた。
ビジネスクラスのシート=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
エコノミークラスのシート=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
後方から見たビジネスクラスのシート=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
後方から見たエコノミークラスのシート=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
頭上の荷物入れ=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ギャレー(左)とラバトリー=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
モックアップでは近距離路線を想定しているため最小限のギャレーを搭載=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
機内用車いすで出入りできる構造のラバトリー=10月9日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
関連リンク
三菱航空機
2012年国際航空宇宙展