日本航空(JAL/JL、9201)と東京大学生産技術研究所は9月24日と25日の2日間、中学生向けの航空教室「飛行機ワークショップ 2016」を開催した。
24日は羽田空港にあるJALの格納庫見学と、飛行機が飛ぶ原理などに関する講義が開かれた。課題作文による選考を経て参加した28人の中学生は、遊園地のある客室など、将来実現して欲しい飛行機の未来像を考えていた。
講義では、飛行機が空を飛ぶ仕組みをはじめ、航空会社が現在運航している機体やサービスを通じて、旅客機を中心とした飛行機について学んだ。
格納庫では、ボーイング767型機や737型機などJALが運航している機体の整備作業を見学。この日、間近で機体を見学したJALの「M2ハンガー」には、4機の機体が並んだ。現役の整備士も案内役として同行し、中学生たちは機体を写真に収めたり、熱心に質問していた。
2日目の25日は、東大の駒場リサーチキャンパスで風洞での流体力学の実験を行った。
今回のワークショップは、JALと東大生研によるコラボレーション企画の第1弾。産業界と初等・中等教育を結びつけ、 研究者が社会と情報共有していく「アウトリーチ活動」を支援する東大生研の次世代育成オフィス(ONG)が、JALと連携して開催した。
中学生向けに続き、10月には高校生向けの講座を開く。JALと東大はワークショップを通じて、航空分野に対する興味を中高生に持ってもらいたいという。
関連リンク
日本航空
東京大学生産技術研究所
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